英検3級一次試験の対策はどうすればいい?問題別に学習方法を解説!

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  • 英検3級を受験する!
  • 一次試験の対策をしたい!
  • ポイントを押さえて学習したい

このような方におすすめの記事です↑

英検3級は一次試験(リスニング・リーディング・ライティング)と二次試験(スピーキング)に分かれています。

一次試験の合格率は約50%と言われており2人に1人が落ちる試験です。

ポイントを押さえて学習しないと時間や労力を無駄にしてしまうかもしれません。

この記事では、英検3級の一次試験対策について解説していきます。

二次試験(スピーキング)対策が気になる方はこちらの記事もご確認ください。

まさる

・学生時代に何度も英語学習に挫折
・仕事に活かすために英語のやり直し
・海外のお客様と英語で仕事ができるように
・英検準1級
・英語歴3年以上

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英検3級の一次試験の内容は?

一次試験の内容見出し画像

早速、英検3級の一次試験の内容について解説していきます。

一次試験は、スピーキングを除く、リーディング・ライティング・リスニングの3科目です。

S-CBTで受験される方は、4技能を1日で受験しますが試験の内容は同じです。

効果的な対策を練るためにも、試験の範囲と内容を確認しましょう。

英検3級の一次試験の内容

英検3級の一次試験は筆記試験とリスニング試験の2部構成になっています。

筆記試験はリーディングとライティングで65分です。

リスニングは約25分間となっています。

リーディング(回答の目安時間:25分)

  • 短文の空欄補充:15問
  • 会話文の空欄補充:5問
  • 長文読解:10問

ライティング(回答の目安時間:30分)

  • 英作文(質問に対する自作英文):2問

リスニング(約25分)

  • 会話の応答文:10問
  • 会話聞き取り:10問
  • スピーチ聞き取り:10問

リーディング対策

リーディング対策の見出し画像

リーディングは短文・長文の空欄補充と長文読解で合計30問あります。

リーディングの一番の対策は単語学習です。

英検3級は単語ゲーと言われることもあるくらい単語学習で大きく変わります。

特にリーディングは知っている単語が多ければ得点しやすい傾向があります。

複雑な文法もまだ少ないので、単語を知っていればなんとか解けるという問題はあります。

短文の空欄補充(15問)

短文の空欄に当てはまるものを選ぶ問題で、対策のコツは単語学習です。

ここは単語の意味を知っていれば解ける問題ばかりなのが特徴です。

不定詞や単語の変化形を問われる問題もありますが、単語学習を中心に基本的な文法も把握していれば問題ありません。

単語学習はパス単1冊を仕上げれば問題ありません。

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会話文の空欄補充(5問)

会話文の空欄に当てはまるものを選ぶ問題で、対策のコツは会話表現を覚えることです。

大問1と違って会話文では文章の流れを読み取る必要があります。

会話でよく使われる頻出表現などを学ぶことが有効な学習法です。

過去問や教本などで頻出の表現を覚えるようにしましょう。

問題数は5問と少ないですが、比較的得点しやすい部分なので消去法などを使って出来るだけ得点しましょう。

長文読解(10問)

長文読解は最も集中力が必要で得点の差が分かれる部分です。

前半の比較的簡単な長文は得点を落とさずに、後半部分でも出来るだけ得点できるようにしましょう。

長文読解のコツは次の2つです。

  • 問題文を先に読む
  • 全てを訳そうとせず全体の概要を掴む

長文読解では問題文を先に読むことを徹底しましょう。

問題文を先に目を通しておけば長文の中から回答を探しだすだけで無駄な労力を使わなくて済みます。

また長文読解で一番避けたいのが全文を訳そうとして時間を無駄に使ってしまうことです。

問題で聞かれてもいない部分に時間を使っていては効率が悪いです。

後半に差し掛かると、全体の文章や前後の文章も把握していなければ解けない問題も出てきます。

そのような場合は、全体の概要を掴み集中的に読む部分とざっくり読む部分とを調整しながら読む意識をしましょう。

ライティング対策

ライティング対策の見出し画像

ライティング問題は、2024年から2問の出題になりました。

以前までは「意見陳述問題」の1問でしたが、「Eメール問題」も追加され合計2問となっています。

ライティングはたったの2問で評価される分、1問に対する得点比率が非常に高いです。

ライティングで使える表現は別記事でまとめていますので、詳しいフレーズは別記事を参考にしてください。

こちらではライティング対策の方向性について話していきます。

【問1】要約問題(Eメール問題)

Eメール問題とは、海外の友人から受け取ったEメールに対して返事を書くという内容です。

メールの返信とメールに書かれた2つの質問の回答が必要です。

文字数の目安は15〜25語程度です。

メールを読むというリーディング要素と、質問に対して適切な返事をするライティング要素があります。

Eメール問題の回答で大切なのは次の3つです。

  • 回答の書く順番を守る
  • 短くても自身のある英単語で回答する
  • 時制や三単現のsなど細かいミスに気を付ける

Eメール問題では、メールに対する回答と本文中の2つの質問に回答する必要があります。

「あなたの意見→質問の回答1→質問の回答2」の順番に書くようにしましょう。

またライティングは2問で評価される分、小さなミスが大きな減点となる可能性があります。

伝えたいことを頑張って書くより、確実に間違えない文章で書くようにしましょう。

時制や三単現のsのつけ忘れなど最後にチェックするようにしましょう。

【問2】意見陳述問題

こちらは質問に対して肯定か否定か自分の意見を述べて、2つの理由を回答する問題です。

25語〜35語が目安の文字数です。

  • 回答の書く順番を守る
  • 短くても自身のある英単語で回答する
  • 時制や三単現のsなど細かいミスに気を付ける

こちらの回答のポイントは先程と同じです。

「質問に対する回答→理由1→理由2」の構成で意見を述べるようにしましょう。

理由を1つしか述べていなかったり、極端に文字数が少ないと減点の対象となるので注意しましょう。

意見陳述問題に関しては、回答のテンプレートを覚えることで効率的に学習することができます。

回答の枠だけを覚えて、質問に応じて単語を組み合わせて回答すれば難しくありません。

テンプレートについては別記事で解説しているのでこちらを参考にしてください。

またライティング対策を入念にされたい方は、ライティング教材を購入するのもおすすめです。

ライティングの過去問が多数掲載されており、回数をこなすことで答え方のパターンが体に染み付きます。

ライティングを鍛えるとスピーキングの表現の幅も広がるので、こちらも非常におすすめの学習法です。

リスニング対策

リスニング対策の見出し画像

リスニングは会話文の応答・内容一致とスピーチの聞き取りで合計30問あります。

対策として一番効果的なのは、過去のリスニング問題を音読をすることです。

リスニングが苦手な方の特徴として英語を音で覚えれていないという点が挙げられます。

英検は例年同じような問題が出る傾向があります。

過去問を音読していると似たような表現を少しずつ覚えていくことが出来ます。

音読をする(実際に発声する)ことで、音の細部まで意識がいくようになり、リスニング力も上がります。

会話の応答文(10問)

英語の会話を聞き、適切な応答を選ぶ問題です。

会話の構成としては「A→B→A」という流れで、次に予想されるBの応答を選びます。

回答のポイントは2回目のAの発言です。

回答となる部分の一つ前の文章であるため、疑問文など来ることが多くここを聞き逃すと得点の可能性は大きく変わります。

音声は一度しか流れないので注意して聞きましょう。

会話聞き取り(10問)

英語の会話を聞き、会話の内容に適切なものを選ぶ問題です。

会話の構成としては「A→B→A→B→質問」で、会話全体での適切な回答を選びます。

対策のコツは、2回の音声で確実に聞き取ることです。

英検3級の会話聞き取り問題は音声が2回流れます。

1回目で聞き逃しがあったとしても2回目で注意して聞くことができれば問題ありません。

また可能であれば、選択肢を先読みするようにしましょう。

音声が流れる前に選択肢を先読みすることで、これから流れる音声がどのような話か雰囲気だけでも掴めるはずです。

イメージができている状態で聞くのとそうでない場合では、頭に入ってくる情報量が違います。

余裕のある方だけで大丈夫ですが、できるだけ先読みを意識しましょう。

スピーチ聞き取り(10問)

次は、スピーチを聞き適切な内容のものを選ぶ問題です。

構成としては「スピーチ→スピーチに関する質問」となっています。

会話のリスニングよりも感情が読み取りづらいため難易度は上がります。

全体の流れを掴むことを意識しながら集中して聞きましょう。

スピーチ聞き取りも音声は2回流れます。

前の問題と同様に、2回で完全に聞き取ることを意識しつつ、問題の先読みで対策していきましょう。

一次試験のよくある質問

よくある質問の見出し画像

一次試験のよくある質問について解説していきます。

受験者のよくある声から集めたので参考になれば幸いです。

単語だけ学習していれば合格しますか?

英検3級は単語が非常に大事ですが、単語だけでは難しいでしょう。

リーディングにしてもライティングにしても、中学英語程度の文法は必要になります。

また英検の採点方式であるCSEスコアは、4技能バランスよく得点することが必要です。

1技能だけ極端に高くて、他の技能が低いという場合には落ちる可能性も出てきます。

単語は最も重要ではあるものの、文法やライティングなど他の学習も疎かにしないようにしましょう。

どれが一番重要な科目ですか?

一次試験のリーディング・ライティング・リスニングの3つでは、ライティングが一番重要です。

リーディングとリスニングはどちらも30問ですが、ライティングは2問です。

つまり1問に対する重要度が全然違うので、少ない学習で最も得点を稼げる部分です。

最も得点しやすく、最も落としやすい部分でもあるので対策は必ずしておきましょう。

英検3級があれば英語を話せますか?

初歩的な英語であれば意見を伝えることは出来ます。

ただし、スムーズな会話はまだまだ難しいでしょう。

日常英会話をスムーズにできるようになるには、中学英語を完璧にマスターする必要があります。

英検3級は中学英語の範囲であることから、英検3級レベルを満点レベルまで仕上げればスムーズな英会話は可能になると思います。

英検3級は英語で最も大事な基礎の基礎です。

厳しいようですが、基礎学習を通らずに英語を話せるのは難しいので、しっかり学習しましょう。

二次試験(スピーキング)対策はこちらをどうぞ

英検3級一次試験について解説してきました。

ポイントを押さえて学習すれば少ない学習でも英検3級合格は可能です。

二次試験対策の解説もしているのでご確認ください↓

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