- 英語の資格を取りたい!
- 英検とTOEICって何が違う?
- 初心者はどっちが良い?
英検とTOEICは代表的な英語の試験です。
どちらも英語力の証明ができ、入社や就職などさまざまな場面で活かすことが出来ます。
ただ英検とTOEICでは試験の内容や目的が全く違います。
両者の違いを把握せず学習しては「思っていた試験と違う」となりかねません。
この記事では、初心者が受験するにはどちらが良いか、違いも含めて解説します。
それぞれの違いを把握して自分に合った試験を受験しましょう。
初心者におすすめは英検!
先に結論をお伝えすると初心者は英検から受験しましょう。
英検は基礎力を高めることができる非常に有益な試験です。
TOEICは中級者以上の試験で、初心者がいきなり受験するにはハードルが高いです。
ここでは英検とTOEICの違いを踏まえながら英検がおすすめな理由を解説していきます。
1.自分に合ったレベルで受験可能!
英検は5級~1級まで7つのレベルに分かれています。
難易度が分かれているので、完全初心者から上級者まで自分に合ったレベルで受験可能です。
対してTOEICは難易度が分かれていなく全員同じ試験を受けます。
ベースの難易度が高く、最低でも英検2級程度(高校英語程)の実力がないと全く出来ません。
初心者はまず英語の基礎力を固める必要があります。
総合的に英語力を向上できる英検から受験して、まずは基礎力を高めましょう。
2.試験内容が日常生活に活かせる!
英検とTOEICは試験の目的が異なります。
- 英検:日常で使う実用的な英語力を問う試験
- TOEIC:ビジネスシーンにおける英語の読解力を問う試験
英検の方が生活に身近な内容が多く、試験学習を実生活に活かしやすいです。
例えば、飲食店での会話問題などイメージしやすい問題が多いです。
TOEICの試験内容は、ビジネスに特化した問題が多いです。
例えば、貿易メールや電話の会話問題などです。
覚える単語も変わってくるので、実生活に活かしやすい英検がおすすめです。
3.スピーキングとライティングを鍛えれる!
英検は4技能(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)全てが受験範囲です。
TOEICは2技能(リスニング・リーディング)が受験範囲です。
英検はスピーキングとライティングを鍛えれるメリットがあります。
アウトプットが苦手な日本人にとっては、英検対策は英語力の向上にうってつけです。
TOEICを受けるのはどんな人?
「英検が良いのは分かったけど、どんな人がTOEICを受けるの?」と疑問に思う人もいると思います。
基本的には英検がおすすめですが、次の4つのどれかに当てはまる場合はTOEICの受験を検討しましょう。
就職・転職
TOEICスコアは就職や転職で自己アピールになり非常に有利です。
今後、外国人が増えると想定されている日本で「英語ができる」というのはやはり強みです。
また、大手企業ではTOEICスコアを必須条件としている場合もあります。
600点辺りを必須条件にしている企業もあれば、高い英語力を求める企業は900点を必須としている場合もあります。
キャリアアップ
現在勤めている会社で英語が必要になる方も一定数います。
多国籍企業や海外と取引がある企業では、役職や昇進でTOEICスコアが必要な場合もあります。
社内でのキャリアアップを目指してTOEICスコアアップを目指す方は非常に多いでしょう。
留学
「留学でTOEICスコアがいるの?」と思われた方もいるかもしれませんが、留学のプログラムによっては必要です。
ビジネス系の留学や短期研修などにあることが多く、一般的な語学留学では必要ありません。
少数派ですが、留学などを目的としてTOEICスコアを追っている人もいます。
自己研鑽
単純に自分の英語力を向上させたい人です。
試験を受けることでスコアを知り、客観的な自分の英語力が判断できます。
初心者の場合は英検からがおすすめですが、英検2級~準1級の実力がある方はTOEICを受験する人が多いです。
初心者は英検で総合力を上げていこう!
ここまで英検とTOEICどちらが良いか解説をしました。
英検は英語の総合力を鍛えることができるので、基礎力を固めるうえでは非常に有益な試験です。
ただどちらを受験するかは、ご自身の目的に合っている方を選んでいただければと思います。
「就職のために最短でTOEICスコアが必要」という人は、英検から受験する時間はないかもしれません。
なぜ英語を学習するのかを考えて、目的に応じた試験を受験しましょう。
英検の学習法はこちらの記事を参考にしていただければ幸いです↓
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